「web系の仕事に憧れる」
「在宅でできる仕事がいい」
「スキルが身につく仕事がしたい」
このように、web分野は未経験だけどwebマーケティングなどのweb系の仕事に興味がある方も多いのではないでしょうか。
私もそんな憧れを持ち、未経験からwebマーケティング職を目指した1人です。
しかし、実際に「未経験可」の求人から入ってみると、なぜか営業職(コールセンター系)の仕事が研修項目に入っている。そしてその営業の期間がまた長いんですよね…
この記事を読んでいるということは、あなたも似たような状況に直面しているのかもしれません。
今回はそんなあなたに向けて、
- こういった内容の求人は安全なのか?
- そもそも本当にweb系の仕事をやらせてもらえるのか?
このような不安点について実体験を基に解説していきます。
まずは未経験からのwebマーケティング研修の流れを簡単に!

まずは私が入社した会社の研修の流れを紹介しましょう。
あなたが見ている求人も、下記のような研修条件に当てはまっていないか確認してみてください!
〜webマーケティング職までの流れ〜
- 最初の半年間は同じグループの別会社に“派遣”されて営業職に就く
- 月に1〜2回送られてくる簡単なWebの研修動画と資料で自主学習
- 半年後に研修卒業テストを受けられるようになる
- 合格すればWebマーケティング部門に戻れる
人事担当いわく、web上で物を売る前にリアル(現場)で物を売れるようにという理屈でこの研修を設けているそうです。
まあわからなくもないですが…半年もやるんだったら、もう少しwebの研修も増やしてほしいですよね。
ここからはそんな研修の実態を包み隠さず紹介していきます!
この研修の流れにブラックな落とし穴があったんですよ…
経験談|webマーケ研修の実態

その場で即採用、面接での違和感
まず大前提として、未経験者がwebマーケティング職に転職するのはかなりハードルが高いです。
私の場合、web職自体は未経験ではあるものの、当時は月間4万アクセスを集めるサイト(これとは別サイト)を個人的に運用していた実績がありました。
そんなちょっとweb知識をかじってはいる未経験者でも、100社近く落ちてしまっています。

※証拠の活動実績(数社別職種も受けましたがほとんどweb職のもの。また、経験有無ではなく学歴で弾かれたものも若干含みます。)
経験者が優遇される職種なので、ライバルに経験者がいると未経験者はほぼ勝てないんですよね…
そんな面接で苦戦している中、ある企業から”その場で即合格”を言い渡されたのです。
怪しいとは感じたのですが、当時は面接に落ちすぎて焦っており、そのまま入社することに…そして採用後はその会社の人と一度も対面することなく別会社へ派遣されます。
普通にコールセンターで働くことに
入社後は営業会社で研修。のはずが、なぜか営業会社の方でも面接を受けることになりました。
そして、営業会社へは「研修であること」「半年後に辞める(Web職に就く)こと」は内密にするよう告げられるのでした…
そして半年間に及ぶ、研修という名の”ただの営業の仕事”が始まるのです。
こういう類の求人は、コールセンター系に派遣されることが多いようですね。
私の場合はテレアポの会社でした!
ちなみに、この半年間のWeb職の研修としては、Web知識の簡単な動画を月に1〜2本みるだけでした。
しかも内容は基礎中の基礎。1日あれば理解できる程度の簡単なものを、半年間かけてゆっくりと進めていくことになります。

研修の先には実質達成不可能な条件が待っていた…
そんな適当な研修期間も終わり、いよいよWeb職へ進むための卒業テストを受ける資格を得た私は現実を知ることになります…(笑)
研修の内容通りの超簡単なテストだったので、一発合格かな〜なんてワクワクしていたのも束の間、結果は不合格で点数も酷いものでした。
そこで提示された実質達成不可能な条件はこちらです↓↓
- 80〜100%の正答率で合格(人によって違った)
- 毎回同じ内容のテスト
- 間違えた箇所や理由は開示されない
- 会社”独自”のポイントを押さえないと不正解扱いにされる
- 不合格の場合、再受験にクールダウン期間が必要
- 合格するまで営業の仕事期間が永遠に伸びる
テストでの回答は、どこでどう調べても確実に正解しているはず…しかし、会社独自の秘密のポイントを押さえた回答でない限り不正解扱い。
そして、その「不正解の設問はどれなのか」や「回答に何が足りないのか」、これらが一切開示されず不合格のループにハマるのです。
ちなみに、私も同期たちも何度もテストに挑戦しましたが、誰一人として合格できていませんでしたね…
営業職の研修に隠されたグレーなビジネスモデル
こんな感じで、Web職に就かせるつもりのない対応が続き、みんな退職していくのでした。
退職申告後も、結局どの回答の何が間違えていたのかは明かされず、本当に正解の回答が存在していたのかすら闇の中というわけです。
そうなると、「一体この会社は何がしたかったのか?」と思うところですよね。
あとから調べて浮上した”推測”ではありますが、派遣先での給料を「研修だから」という理由で中抜きしており、そのお金で設けるというビジネスモデルという線が濃厚です。
実際、営業系の仕事は基本給が高いため、そこからかなり引かれていました。
その額はなんと毎月7〜8万円ほどだと推測されます(派遣先の営業会社の人に聞いた金額と私の給料の差額)。
最初は研修だからと割り切っていましたが、この中抜きが目的となると話は変わってきます。
こういった夢を抱いた未経験者をたくさん集め、コールセンターへ派遣して中抜して儲けるというグレーなビジネスモデルだったわけなんですよね…
ネット上では同じような状況の人が多くいる模様

あまりにも酷いと思いネットで調べてみると、同じような状況の方が多くいることを知りました。
そんな状況の悩みに対する知識人たちの意見をピックアップしてみたので、ぜひ参考にしてみてください!
テレアポ要因募集中!と言っても人が集まらないので、WEBマーケティングというニンジンをぶら下げて人を集めて研修名目でテレアポをやらせます。
斡旋というか実質的に詐欺求人みたいなものですよ。引用:Yahoo知恵袋
たぶん、そこの会社はwebマーケティングを主たる業務にしているのではなく、人材派遣会社です
引用:Yahoo知恵袋
それは釣り求人です。
研修終了後も適当な理由をつけて、テレアポ延長で、エンドレスでテレアポです。
もちろんテレアポ何年やっても、マーケスキルは身に付きませんし、何年研修を受けても未経験者のままです。引用:Yahoo知恵袋
どうやら、最近はwebマーケティングやwebデザインのような職種で、こういった詐欺まがいの求人が流行っているようですね…
もしweb系の仕事を考えているのなら、営業系の研修がある会社は辞めておくのが良さそうです。
そもそも、webの仕事なのにテレアポなんて関係ないですしね!
まとめ

今回は実体験を基に、未経験者を集めて搾取するwebマーケティング会社の実態を紹介しました。
すべての企業が今回のような詐欺求人を打ち出しているわけではありませんが、こういったグレーな企業があるのも事実です。
そのため、希望職種と関係のない職種(特に営業系)が業務や研修に含まれている求人には注意してください。
web職への転職はかなり苦労するとは思いますが、焦らずにしっかりとした会社を見極めましょう!


