アルバイトをしていると、体調不良や家庭の事情、学校の課題や急な予定でどうしても休まざるを得ないときがありますよね。
ですが、これが何度か続くと
- もしかして休みすぎって思われてる?
- このままじゃクビにされるかも…
と不安になってしまう方も多いのではないでしょうか?
店長として現場を見てきた立場からお伝えすると、実際に「休みすぎ」と判断されるかどうかには、明確なルールがあるようでないのが現状です。
しかし、職場の雰囲気やシフト状況によっては、「また休むの?」と同僚や上司に思われてしまう可能性もゼロではありません。
そこで今回は、「どこからが休みすぎなのか」という基準と「クビにされる可能性」について、店長目線でわかりやすく解説していきます!
バイトで「休みすぎ」と思われてしまう基準

月1回休むか休まないかが一般レベル
実際の現場を見ていて感じるのは、多くのスタッフが月に1回も休まずに出勤しているということです。
もちろん、体調を崩しやすい人や家庭の事情で休みがちになる人もいますが、大半のスタッフは2〜3ヶ月に1回程度、もしくはそれ以下の頻度でしか休まない印象です。
とはいえ、月に1回休むくらいであれば、特に「休みすぎ」と思われることは少ないでしょう!
ただし、それが毎月のように続いてくると、「また今月もか…」と徐々に印象が悪くなってしまう可能性があります。

世間では月2〜3回以上は休みすぎという意見が多い
一般的に、アルバイトを月に2〜3回以上休んでいると、「また休むのか…」と思われ始めるラインに差し掛かることが多いです。
特に週2〜3日シフトに入っているような勤務形態の場合、月2〜3回の欠勤は全体の出勤日数に対して大きな割合を占めるため、職場側も負担を感じやすくなります。
欠勤に対する世間の声
多すぎます。月2でも多い。
引用:Yahoo知恵袋
殆どの人は月1あるかないかくらいです。
引用:Yahoo知恵袋
バイトなら半年で1~2回ですかね。社会人なら当欠は年1以上アウトでしょうね。
引用:Yahoo知恵袋
1~2ヶ月に1回なら、別にそんなに多くないと思いますし、何か理由があるんだろうなと思って、嫌な気持ちになったり全然しません。
引用:Yahoo知恵袋
他にも多数意見がありましたが、ほとんどが月2回以上の欠勤を“休み過ぎ”とするものでした。
ただし、これはあくまで目安であり、すべての職場に当てはまるわけではありませんよ!
体調不良などやむを得ない事情がある場合や、事前に相談して了承を得ているケースであれば、「休みすぎ」とは見なされにくいです。
ですが、やはりシフトを管理する立場から見ると、月1回の欠勤でも「まじか…」と思ってしまうのが本音です。
仕方のない理由だとしても、あまりにもそれが続くと不審に思われてしまうこともあるでしょう。
代わりを探したり休日出勤したりと、店長的にはかなり負担になってしまうのです…

回数や頻度よりも“印象”が重要になることも
欠勤に対して「月に○回以上でアウト」などの明確なルールを設けていない職場がほとんどです。
そのため、休みの回数よりも「この人、また休んだな」という印象が積み重なることで「休みすぎ」と思われるようになるのです。
例えば、1ヶ月に3回休んでも、理由が明確で事前連絡がしっかりしていればそこまで問題になりません。
しかし、2回しか休んでいなくても「毎回直前に連絡が来る」「理由が曖昧」「忙しい日に限って休む」といったことが重なると、印象は悪くなってしまいます。
「何回休んだか」よりも「どういう休み方をしているか」が重要になるということですね!

休みすぎでクビになるリスク

突然クビにされる可能性は低い
アルバイトとはいえ、雇用契約が存在する以上、「突然クビにする」ことは労働基準法の観点から不当とされる場合があります。
しかし、実際には
- シフトに入れない状態が続いている
- 連絡が遅くて現場が混乱している
といった理由を付けて、シフトから自然に外されるようなケースもあるでしょう。
頻繁に休む人よりも、普通に出勤してくれる人の方がシフトを優遇してもらえるのはよくあることです!
つまり、法律上では守られていても、現実的には職場からフェードアウトしてしまう…という状況が起きやすいのがアルバイトの世界です。
クビにされる場合の一般的な流れ
突然クビにされるケースは少なく、ほとんどの職場では以下のように段階的な注意や対応が取られるでしょう。
〜一般的な解雇の手順〜
- 口頭での厳重注意
- 口頭や書面での戒告
- 譴責や減給、出勤停止
- 退職勧奨
- 解雇(クビ)
最初は、注意勧告やペナルティを与えるという措置が取られることが多いです。
この段階を経ても状況が変わらなければ、「退職勧奨」という退職するように促す(お願いする)対応が取られます。
それでも本人が応じず、出勤状況の改善も見られなければ、最終手段として解雇(クビ)という判断が下されることになるのです。
クビにするのって意外と面倒なんですよね…
印象を下げないバイトの休み方

謝罪と感謝を必ず伝える
欠勤の連絡を入れる際には、まず迷惑をかけることについて謝罪をしましょう。
どれだけ正当な理由があったとしても、シフトに穴をあけることには変わりありません。
どんな理由であれ、休むのはあなた自身の都合ですからね!
そして、穴埋めは店長や他のスタッフが行うことになるため、きちんと感謝を伝えると印象が良くなります。
代わりを探す姿勢を見せる
できればで構いませんが、代わりのスタッフを探す姿勢を見せられると印象が良くなります。
実際に代わりを見つけられなくても、「フォローしようとする気持ち」が伝わることが重要です。
責任を放棄せずに、できる範囲で協力しようとする姿勢が信頼につながります。
自分で探すと言ってみても、ほとんどの場合は店長が代わりを探してくれますよ!

復帰後のフォローで信頼を維持する
休んだあとの出勤時に
- 先日はありがとうございました
- ご迷惑おかけしました
このように一言伝えるだけで、周囲の印象は大きく変わります。
さらに、シフト内で少し多めに動いたり、他のスタッフにさりげなく声をかけるなど、フォローする意識を持つと、より良い印象を与えることができるでしょう。
また、他のスタッフが休んだ際には積極的にシフトを代わってあげることで、次に休むときも印象が下がりにくくすることができます。

まとめ

バイトで「休みすぎ」と思われるかどうかは、単に休んだ回数だけで決まるわけではありません。
回数よりも大切なのは、
- どのように休んだか(連絡の仕方やタイミング)
- 休んだあとにどうフォローしたか(出勤時の対応や感謝の姿勢)
上記の2つです。
たとえ体調不良などで欠勤が続いてしまったとしても、誠実な連絡と復帰後の丁寧な対応を心がけていれば、信頼を大きく損なうことはありません。
誰にでも、やむを得ず休まなければならない状況は起こり得ます。だからこそ、必要以上に自分を責めるのではなく、「どう行動するか」に意識を向けることが大切です。
周囲への配慮と前向きな姿勢があれば、職場での信頼はきっと取り戻せます。焦らず、自分のペースで一歩ずつ立て直していきましょう!


