営業電話はただ断るだけでは終わらず、
- 「どうしてですか?」
- 「代表者様に繋いでください」
このようにしつこく食い下がってきたり、何度も同じ電話がかかってくることも多いものです。
本記事では、実際に営業電話を毎日300件以上かけていた経験がある筆者が、相手を刺激せず、かつ「うざい返しをされない」スマートな断り方を紹介します。
職場やお店での電話対応に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
営業電話の見分け方

そもそも、「これって営業電話なの?」と迷うことってありますよね。
営業電話は、まるで以前から取引があるような雰囲気を出して、巧みに決裁者(社長や担当者)へつなげようとしてきます。
でも安心してください。実は、営業電話には「トークスクリプト(台本)」と呼ばれる定型パターンがあるんです。
次のポイントを押さえておけば、ある程度は見分けることができます。
- 宛名を言わない
- 代表者に変わるように言ってくる
- 要件を明確に言わない(はぐらかしてくる)
ただし、これらに当てはまったからといって、必ずしも営業電話とは限りません。
本当に大事な連絡の可能性もあるため、最初から決めつけて切ってしまうのはNGです。
「怪しいな」と感じたら、まずは会社名や担当者名、要件をしっかり確認してから判断するようにしましょう。
要件を聞けば、たいていの場合、営業臭プンプンの内容だったり、逆に肝心な部分をはぐらかしてくることが多いです!
しつこい営業電話の断り方5選

営業電話は、一度でも曖昧な返答をしてしまうと、何度もかかってくることがあります。
ここでは、しつこくされないための具体的な断り方を紹介します。
「営業のお電話でしょうか?」と聞いてみる
一番おすすめなのは、怪しいと感じたときに次のように聞くことです。
「営業のお電話でしょうか?」
営業電話であるにも関わらず「違う」と答えるのは業界的にNGなため、多くの場合は正直に認めてくれます。
その上で、
「営業の電話は繋がないように言われておりますので、失礼いたします。」
と伝えて一方的に話を終われせれば、しつこい電話もスッと終わらせることができます。
「用があればこちらから連絡します」と主導権を握る
まずは、丁寧かつ明確にお断りの意志を伝えることが大切です。
「ご用がある場合はこちらからご連絡しますので、今後のご連絡は不要です。」
と伝えれば、再度の連絡を防ぐ効果があります。
ポイントは、「必要ならこちらから連絡する」と主導権を握る言い方をすることです。
「やりません」ときっぱり断る
丁寧な言葉を使うのはもちろん大切ですが、あまりにしつこい場合はきっぱり言い切る姿勢が必要です。
「弊社ではそのようなお電話はお断りしております。申し訳ございません。失礼いたします。」
と伝えて、毅然とした態度で電話を切るのが一番確実です。
曖昧な返答はしない
「代表は席を外している」「今は必要ないかも」など、曖昧な返事はNGです。
営業側はこうした発言を「少しでも可能性がある」と判断して、何度も電話をかけてくるのです。
そのため、必ず明確に「お断りしています」と伝えましょう。
「他社に依頼している」と伝える
絶対に受けないサービス内容だとわかったのなら、以下のように伝えるのも有効です。
「すでに別の会社でお願いしており、社長からお断りするよう指示を受けています。」
営業電話の多くは「まだ検討中なのか」「導入予定はあるのか」を探っています。
「社長指示」などの上位判断を理由にすると、相手も強く出にくくなります。
他にも、「古くからお付き合いのあるところに任せている」「既に知人にお願いしている」という返しもありです!
まとめ

しつこい営業電話も、コツをつかめば怖くありません。
ポイントは、曖昧な返答をせずにハッキリ断ること。
「営業のお電話でしょうか?」と確認してから丁寧に断る、または「上長から繋がないように言われています」と毅然と伝えるだけで、無駄なやり取りを防げます。
感情的になるより、冷静でスマートな対応のほうがずっと効果的。
次に営業電話がかかってきても、落ち着いてスッキリ断ってしまいましょう!

