「自分にばかり仕事が回ってくる」
「周りが全然仕事をしなくてイライラする」
このように感じる人が多いかと思います。
他のスタッフはゆっくり仕事をしているのに対して、同じ時給なのに自分だけが大量の仕事を抱え、休む間もなく動き続ける状況…
そんな不公平感から、ストレスやイライラが募るのは自然なことです。
筆者も店長として複数のアルバイトを管理してきた経験から、こういった状況に直面するスタッフを見てきました!
そこで今回は、仕事量が多くなる原因や、その対処法を解説していきます。
同じ悩みを抱える方々が少しでも心を軽くできるよう、ぜひ参考にしてください!
バイトで自分だけ仕事量が多くなる原因

不公平な仕事の割り振り
バイト先での「自分だけ忙しい」という感覚の原因の一つが、不公平な仕事の割り振りです。
店長やリーダーは、安心して任せられる人に仕事を頼む傾向があります。
経験が長い、または仕事ができるスタッフには、自然と仕事が回ってきがちですよね…
しかし、これは公平さを欠く要因となり、特定のスタッフに負担が集中してしまう原因になってしまいます。
「なぜ自分ばかり?」という思いは、こうした割り振りの不均衡から生まれることが多いです。
能力によって、割り振りに若干の偏りが出てしまうのは仕方がない場合もあります。
他のスタッフの怠慢
もう一つの原因は、周りのスタッフのやる気や仕事への姿勢です。
アルバイト先では、責任感の強い人が一生懸命働いている一方で、最低限の仕事しかしない人や、サボりがちな人もいます。
その結果、責任感の強い人が余分な仕事を背負い込むことになるのです。
他人の怠慢が自分に影響を及ぼしていると感じると、イライラや不満が募るのは当然ですよね!

スタッフによる業務効率の差
業務効率にも個人差があります。
作業スピードが早い人は、遅い人の分まで仕事をカバーすることになる場合があります。
やる気がある人でも、作業効率の悪さから他人の業務を増やしてしまうこともありますよね…
しかし、この状況が続くと、効率の良い人ばかりが損をする構図が生まれてしまいます。
「もっと効率よく動ける人が増えれば…」と感じることも多いでしょう。

自分だけ忙しくてイライラするときの対処法

割り振りに関して店長やリーダーに相談する
「自分だけ忙しい」とイライラしてしまうなら、以下の問題点を具体化し、店長やリーダーに相談してみましょう。
- どんな状況のときに
- どの業務で
- どのくらい偏りが出ているのか
スタッフの管理は店長の仕事ですが、だからといって全てを見通せているわけではありません。
スタッフがどんな負担を感じているのかを知らない場合も多いため、負担や不満を共有することで、改善のチャンスが生まれるでしょう。
誰がどの業務をやるのかを明確にするチェックリストを作成するなど、具体的な改善案も提示してみましょう!
ある程度の偏りは仕方がないと割り切る
能力や経験によってできる業務内容は変わってくるので、割り振りに若干の偏りが出てしまうのは仕方がないことです。
例えば、混雑時には業務がどんどん追加されるため、効率よく業務を回せるベテランスタッフの仕事量が必然的に増えてしまいますよね。
このようなことも含めて”仕事”なので、ときには我慢をすることも必要です。
とはいえ、明らかに仕事量が多くなっている場合は店長に相談した方がいいでしょう!
自分が過剰に仕事をしているだけでないか再確認する
「自分だけ仕事量が多い」と感じている人の中には、やらなくてもいいところまで頑張りすぎているケースがあります。
嫌な言い方をすると「お節介」というやつですね…
意外と自分では気付けないことが多いため、以下のポイントに当てはまっていないかチェックしてみてください。
- 他のスタッフの仕事を勝手にやっている
- 細かいところを気にしすぎている
- 本来はやらなくてもいい仕事までしている
他のスタッフも仕事をしたいのに、過剰に急いで業務を進めて仕事を盗ってしまっている可能性もあります!
仕事を頑張ってくれるのはありがたいことです。
しかし、やらなくていいことを自分の意思でやっただけなのに、「自分だけ忙しい」と文句を言ってしまうと、逆に周りから嫌がられてしまうので注意しましょう。
忙しさを乗り越えるための職場改善の工夫

仲間と協力する環境を作る
職場の忙しさを一人で抱え込むのは限界があります。
解決策の一つとして、仲間と協力しやすい環境を作ることを意識しましょう。
忙しいときは、周りに助けを求める勇気を持ちましょう!
筆者が店長時代に見てきた中で、チームワークを重視している店舗ほどスタッフ同士の助け合いが自然と行われていました。
仕事の優先順位を共有する
職場の忙しさを改善するためには、仕事の優先順位を明確にすることが重要です。
一人で抱え込むのではなく、店長やリーダーに現状を伝え、どの業務が本当に急ぐべきものかを一緒に考えましょう。
”常識”と思っていることでも、人によって基準が違うため、一旦考えをすり合わせてみるといいです!
優先順位を共有することで、無駄な業務や後回しにできる業務を減らすことができます。
職場の雰囲気を変える提案をする
職場の雰囲気が改善されれば、周りのスタッフのやる気や行動も変わることがあります。
例えば、定期的なミーティングを提案して、業務に関する意見交換を行う場を設けるのもよいでしょう。
また、努力が認められる仕組み(インセンティブや昇給、景品など)を導入することで、他のスタッフのモチベーションが上がり、仕事量の不均衡が改善されることも期待できます。
アルバイトは、基本的にやる気がない人が多いので、モチベ管理が鍵になります!
バイトを続けるか辞めるかの判断基準

身体的・精神的な健康が損なわれていないか
バイトで「自分だけ仕事量が多い」と感じる状況が続くと、身体的にも精神的にも負担がかかります。
例えば、疲れが取れず常に体が重いと感じたり、イライラや不安感が強くなったりしていませんか?
これらの状態が日常生活にまで影響を及ぼしている場合は、健康を守るためにも辞める決断を考えるべきタイミングです。
働き続けることでさらなる悪化を招く前に、自分の心と体の声に耳を傾けましょう!
努力しても改善が見られない場合
状況を改善するために店長や同僚と話し合ったり、自分なりに工夫をしても環境が変わらない場合は、辞めることを検討するのが賢明です。
職場によっては、人員不足や組織的な問題が根深く、個人の力ではどうにもならないケースもあります…
何度も改善を試みたにもかかわらず状況が変わらないのであれば、自分に合った新しい職場を探す方が前向きな選択です。
そのまま勤め続けても、何も変わらずストレスが貯まり続ける一方でしょう。

他にもっと良い選択肢があると感じたとき
もし現在の職場以外により良い環境・条件の仕事があると感じたなら、それは辞める大きな理由となります。
例えば、仕事内容が明確に分担されている職場や、自分の希望するスキルが身につく場所などが該当します。
新しい職場での可能性を考えることで、今抱えているストレスから解放されるきっかけになるでしょう。
他にいい選択肢があるなら、ストレスでいっぱいの現職なんて切り捨てた方が自分のためです!


まとめ

「自分だけ忙しい」と感じるバイト先での悩みは、多くのアルバイトが抱える共通の課題です。
イライラやストレスを放置せず、原因を冷静に分析し、対処法を試すことが大切です。
今回紹介したような具体的な方法を実践することで、状況が少しでも改善されることを願っています。
また、最終的に辞めるという選択をする場合でも、次の職場選びのヒントを活用して、より良い環境で働けるよう準備を整えましょう!


