「接客で愛想がないと言われた…」
「笑顔を作ってもどうしてもぎこちなくなる…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
私自身も、さまざまな接客の現場を経験してきましたが、最初は愛想をよくできずによく怒られていました。
でも、安心してください。接客で愛想を良くする方法は、生まれつきの才能ではなく、誰でも身につけられる“技術”です。
そして、「愛想よくできない」と感じる裏には、必ず理由があります。
この記事では、今日から使える愛想を良くする方法5選と、愛想よくできない原因、改善のコツを、私自身の経験からわかりやすく解説していきます!
飲食店、コンビニ、トレーナー、イベントスタッフ、訪問・電話営業など、様々な接客経験から身につけたコツをお伝えします!
接客で愛想を良くする方法5選

鏡を見て口角を上げる練習をする
接客では、顔の表情が印象を大きく左右します。
目つきが悪い、口先が尖っているなど、そもそものパーツでマイナスな印象を持たれてしまうこともありますが、それ以上に大事なのは笑顔でいることです。
威圧的に見えるパーツだからといって諦めず、口角を上げるだけでも印象は大きく変わります!
まずは鏡を見て、自分の表情を客観的に確認してみましょう。
口角や目元の動き、頬の筋肉の使い方を意識することで、自然で柔らかい笑顔が作れるようになります。
コツは、目尻を下げて口角を上げること。口を「い」の形にして閉じれば自然と口角を上げられますよ!
声のトーンと喋り方を録音して聞く
接客では、顔の表情だけでなく声のトーンや話し方でも印象が決まります。
自分では自然に話しているつもりでも、録音して聞くと意外なクセや改善点が見えてきますよ!
自分では普通に話しているつもりでも、暗い喋り方の人が多いんですよね…
実際、私も電話営業をしていたとき、全力で明るく話しているつもりなのに何度も注意を受けたことがあります。
そこで自分の声を録音して聞いてみると、思っていた以上に抑揚が足りず、しかも早口で聞き取りにくい部分があることに気づき、ものすごく衝撃を受けました。
このように、録音して聞くことで初めて、自分の話し方のクセや改善すべきポイントがはっきり見えてくるのです。
言葉遣いや内容は丁寧に、声のトーンは友達と楽しく話してるくらいを意識しましょう!
普段からの姿勢を意識する
接客では、表情や声だけでなく、姿勢も印象を大きく左右します。
猫背や肩が前に出ているだけで、元気がなさそうに見えたり、自信がなくやる気のない印象を与えてしまうのです。
ちょっと背筋を伸ばすだけでも、見た目の印象は大きく変わりますよ!
姿勢を良くするには、普段から正しい姿勢を意識していくことが大切です。
足の置き方や肩の位置、胸の開き方を鏡で確認したり、軽く背筋を伸ばすだけでも、自然と明るく元気な印象が作れます。
長時間同じ姿勢を続けず、意識的に姿勢を整える習慣をつけると、接客中も自然な立ち振る舞いができるようになります!
クッション言葉を増やす
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といった基本的な言葉は言えていても、
それ以外はほとんど話さないスタッフをよく見かけます。
もちろん最低限の接客としては問題ありませんが、見る人によっては「愛想がない」「冷たい」という印象につながってしまいます。
そこで役に立つのが、クッションになるひと言を挟むことです。
- 対応する前に「お待たせしました」
- 商品を受け取るときに「お預かりします」
- 作業の途中に「少々お待ちください」
このように、ちょっとした “間のひと言” を増やすだけで、接客全体が柔らかくなり、愛想の良さが自然と伝わります。
クッション言葉は難しくなく、少し意識して使うだけで印象が大きく変わる便利なテクニックですよ!
動作をゆっくり丁寧にする
接客では、表情や声だけでなく、動作の丁寧さもお客様の印象を大きく左右します。
特にがさつな人に多いのが、
- 商品をガッとつかむ
- 物を置く時に音が大きい
- ドアを強く閉める
といった無意識の動きです。
本人には全く悪気がなくても、お客様目線では「機嫌が悪いのかな?」「怒っているのかな?」と圧力に感じられてしまうことがあります。
だからこそ、物を渡すときはゆっくり・優しく、ドアは静かに閉めるなど、いつもより少し丁寧な動作を心がけるだけで好印象に変わります。
お客様は接客中の“ちょっとした仕草”まで見ていることがあります。意識して丁寧な動きを習慣づけると、接客全体の印象アップに繋がりますよ!
なぜ愛想よくできないのか?原因を知ろう

「顔つきのせいで」と諦めている
「自分はもともと顔が怖いから、どうせ愛想よく見えない…」そう思って諦めてしまっている人は、実はかなり多いです。
たしかに、生まれつきの顔つきが第一印象に影響することはありますが、 顔つきだけで愛想の良さ・悪さが決まるわけではありません。
たとえば、
- 口角を数ミリでも上げる
- 眉間に力が入らないよう意識する
- 目を見開きすぎず、細めすぎずを意識する
こうした“微調整”だけで、お客さんからの印象は驚くほど変わります。
もちろん、元から優しい顔つきの人に比べると愛想は劣ることもあるかもしれませんが、だからといって愛想が0に固定されているわけではありません。
ただ単に接客に慣れていない
「自分は愛想がないのでは…?」と思っていても、実は 単に接客に慣れていないだけというケースは非常に多いです。
接客というのは、普段のコミュニケーションとは全く別物。
お客さんの前で笑顔を作り、声を出し、瞬時に反応しなければいけないので、最初はぎこちなくなるのが普通です。
実際、慣れていないスタッフほど
- 表情が固くなる
- 声が小さくなる
- 目を合わせづらい
- 動きがぎこちない
といった状態になりますが、これは「愛想が悪い」のではなく、慣れていない人にとってはごく自然なことです。
愛想の良さは、経験とともに必ず身についていきますので、焦らなくて大丈夫ですよ!
人見知り・性格が暗い
元々人見知りで暗めの性格の人もいますが、これは決して悪いことではなく、無理に明るく振る舞う必要はありません。
ただ、接客では 少しだけ声のトーンを上げる、少しだけ笑顔を意識する など、“自分の中で1段階だけ丁寧にする”工夫で、印象は大きく変わります。
お客さんと友だちになるわけではないので、必ずしも陽キャのような振る舞いをする必要はありませんよ!
無理にテンションを上げようとすると逆にぎこちなく見えたり、自分が疲れてしまったりします。
そのため、自分の性格に合った範囲で少し丁寧にするだけで十分なのです。
接客は「元気さの競争」ではありません。少し意識するだけで、人見知りや暗めの性格のままでも、お客さんに好印象を与えられることを覚えておきましょう。
まとめ

接客で愛想よく振る舞うのは、決して生まれつきの才能ではなく、誰でも身につけられる技術です。
人見知りや暗めの性格、元々リアクションが控えめなタイプの人でも、少しの意識で印象は大きく変わります。
鏡で笑顔を確認したり、声のトーンを意識したり、普段の姿勢やちょっとしたリアクションを丁寧にするだけで、自然に「感じの良い接客」ができるようになります。
今日紹介した5つの方法を少しずつ取り入れながら、あなたらしい愛想の良さを育てていきましょう。

